創業にあたり、私にインスピレーションをもたらした事例が
もう一つあります。それはカバヤのジューCグルコースの
開発秘話です。
きっかけはI型糖尿病のお子さんを持つお母様からの電話!
血糖値は変動が激しいため、低血糖に起因する事故(失神する
ことも)を防ぐため緊急に糖分を補う=補食をとる必要がありますが、
これがいろいろ難しい。
ブドウ糖は摂取量がわかりにくい上、砂を食べているように不味い。
お菓子は即効性に欠ける上、一人だけお菓子を食べることでいじめ
の対象になったりするそうです。
それで、お母様は「子どもが管理しやすく、おいしく摂れる補食
を開発してほしい」とカバヤさんに相談をもちかけたそうです。
子を思う母の気持ちに感動して商品開発が始まり、「子ども達の
ために少しでも協力したい」という熱意で数々の課題を克服し
ジューCグルコースが誕生しました。
I型糖尿病の方(このストーリーを教えて下さった方)によりますと、
ジューCグルコースは、即効性、携帯しやすさ、おいしさ等、補食に
対して患者が望むような特性を多く備えているそうです。
患者側からの要望に企業が応えて最も幸せな形で実を結んだ、
すばらしいプロジェクトだと思いました。
このストーリーから「患者・サバイバーもサバイバーならではの社会
との関わり方がある」と確信するとともに、「自分もこんな社会との
関わり方がしてみたい」と強く願うようになりました。
リンパレッツが実現していることは、この何分の一でしかありませんが
常にこの事例を目標にがんばろうと思います。
ジューCグルコースについて、詳しくはカバヤのHPの商品紹介で
下記PDFファイルもお読みください。本当にステキなお話です!
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