ウィーンこぼれ話<ホスピタリティ>

ウィーンは、日本ではもっぱら“音楽の都”として

通っておりますが、中東欧における政治経済の中心

でもあります。世界中からVIP、ビジネスパーソン、

観光客が押寄せるため「お客慣れ」しており、その

ホスピタリティには今回も感心させられました。

 

ホテルのレセプション、美術館やコンサートホール

市の中心部のお店で英語が通じないなんてことはあり

得ません。どこでも愛想よく“Hello, good morning”と
声をかけてくれます。

それなのに“Grüß Gott”とわざわざオーストリア方言挨拶を返すヘソ曲がりの私!

♪ ホテルの朝食では、二つの大皿に分かれてハムや

サラミが盛られ、一つの大皿には“no pork” の表示!!

♪ デメルのお土産売り場では、お菓子にアルコールが

使われているか否かが表示されていました。

♪ ハイナーという別の老舗カフェでは、ヒジャブをまとった

人が買い物をするたびに「これは少量のお酒を使用して

います。大丈夫ですか?」と確認していました。

 

ウィーンにはOPEC本部もあり、地理的な近さもあり
中東からムスリムの観光客が大挙してやってきます。

その方達への配慮ですね。

オリンピック招致のプレゼンで「お・も・て・な・し」

宣言をした東京。ウィーンに並ぶホスピタリティを発揮

できるでしょうか?