お歳とり・・・本来めでたいはずですが、
母の最近の状態を見ていますと
「90歳、なにがめでたい」という本のタイトルが
ついつい頭に浮かんでしまいます。
最近の一番の悩みは、腰の曲がりが進みお台所仕事
が難しくなったことです。お料理上手の母にとって、
「お料理ができなくなる」ことはアイデンティティー
を失うことになるのです。
踏み台にのれば、棚のお鍋に手が届きますが、熱いお鍋を
持ったままバランスを失ったら、と思うと危なすぎて
勧められません。あれこれ思い悩んでいたら、ある時
ふと、友人のお子さんが幼稚園の頃、お台所に、30x30センチ
ほどの硬質ゴムのマットを敷いていたことを思い出しました。
「ああ、これなら、組合せてすぐに踏み外さない広さを確保できるし、
汚してもお掃除や取り替え楽だし・・・」と、採用決定！
ところが、探してみると、なかなか見つかりません。
スーパーの家庭用品や介護用品のところには厚みや大きさが
イメージどおりの商品がありませんでした。
諦めてスーパーを出ようとしたら、思わぬお店にそれは
売っていました。そのお店とは“アカチャンホンポ”
まさかね～、９０近いバァさんのために探している品が
アカチャンホンポで見つかるとは？！
つくづく「発想は柔軟に」と思ったのでアリマス
2年間仕事をして、「ないない」と思っていた弾性着衣や
介護用品に、思いのほかバラエティに富んだ商品があることが
わかりました。
また、セルフケアや介護の経験の長い方はみなさんいろいろ
くふうをされていることもわかりました。
今年一年「おバァちゃんにもアカチャンホンポ」じゃなかった・・・
「発想は柔軟に」を合言葉に頑張ろうと思います。
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