先週末、二人連れのお客様がお越しくださいました。
日ごろからスリーブをご着用のN様は、どちらが患肢か外見からはわかりません。
しかしお連れのS様はカーディガンの上からも一方が明らかに太いのがわかる
ほど重症でした。
S様は、以前病院で勧められたのがどうも腕の形に合わず、暑くなってくると
汗でかゆくなり、ひどい発疹が出てしまったそうです。
着けていると不快になるばかりだったので、装着をやめたら、浮腫みが悪化
したそうで、「私どうしたら良いでしょうか?」と悲しそうなお顔・・・
私が、「数種類サンプルがありますから、お体にあったものを探しましょう。スリーブはQOLを向上させる手段。
着用で不快感が増すのでは本末転倒です。大リーグ養成ギプスではないのですから!」
と申したら、N様もS様も声をあげて笑われました。
「大リーグ養成ギプス」って何?とお若い方は思われるでしょうね。「巨人の星」という漫画で、スパルタの
父親が息子を一流投手にして巨人軍に入団させるために開発した(?)ギプスです。私の年代では知らない人
はいないほどの大ヒットアニメ、現天皇陛下も好んでご覧になったそうです。(写真はヤフオクに出品された
大リーグ養成ギプス着用の主人公のフィギュア)
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N様もS様も、計測の上、まずは一番売れ筋の抗菌アックスをご試着いただきました。
スリーブをつけたまま、病気のこと、おクスリのこと、病院やお医者さまのこと等々、たくさんおしゃべり。
大リーグ養成ギプスの例えから、「今は大リーグで日本人が二刀流で活躍する時代だから、お若い方には
“巨人の星”が何故ヒットしかはわからないでしょうね」などと野球談義まで(笑)
一時間ほどおしゃべりを楽しみ、発注サイズの確認のために再度計測したところ、驚くことにS様の腕が
全体的に5ミリずつ周径が細くなっていたのです。体にあうスリーブの効果をまざまざと感じました。
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