リンパ浮腫でもゴルフを楽しめるという記事に対し、早速、
「刺されたらどうするのですか?!」という質問がございました。
“リンパ浮腫になったら蚊に刺されてはいけない”
とよく言われますね。でもこれ、都市伝説なのです。
では、なぜ「蚊に刺されるのはNG」という都市伝説が
生まれたのでしょうか?
1)ひとつにはリンパ系組織に悪さをするフィラリアを
蚊が媒介するからです。ところが、この種のフィラリアは日本には
いません。WHOも「熱帯病」と定義しています。(参考記事)
2)もう一つは、掻き壊しです。 掻き壊して皮膚表面に傷がつくと
そこから感染症を惹き起こし、リンパ管はダメージを受けます。
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では、リンパ浮腫患者は虫刺されに対しどのような対策を練ればよいのでしょうか?
1)の対策は日本国内では不要ですね。
2)の「掻き壊し」については、予防よりも刺された後のケアが大切!
予防の方は、「通常の対策でOK。半そで・短パンでキャンプへ行くような
無謀なことしない限り大丈夫」と、学会でとあるドクター
また、もともと蚊にさされやすい人は、汗ふきシートで足裏や膝裏をぬぐうだけで
リスクが随分と減るそうです。(コレ、高校生の研究で判明!!)
そして、虫刺され後のケア これも、すぐに痒み止めをぬる、冷やす、
寝るとき心配なら痒み止めパッチを貼る、などで対処すれば、大抵はOK
海へ山へゴルフ場へと蚊の好きな場所(笑)にどんどん出かけちゃう広瀬さんも
「私は“ムヒ”を必ず持っていきます。でも、それを塗れば大丈夫。
蚊に刺されたことが原因で蜂窩織炎になったことはありません」との事。
これからは、蚊の活動も活発になりますが、いたずらに都市伝説を信じて
ちぢこまるよりは、正しい知識を入手して、合理的対策を立て
大いに夏を楽しみましょう♪
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AYA (木曜日, 13 6月 2019 15:35)
都市伝説だったのですか・・・
蚊に刺された穴から細菌が入って、蜂窩織炎になると思っていました。
アフターケアをきちんとすれば、それほど神経質にならなくてもよいのですね
安心しました♪