数ヶ月前の「原発性リンパ浮腫でも保険適用」というブログに
対し、患者(子ども)さんのお母様から
「居住地の役所は、療養費還付に応じてくれない。どうしたら
よいですか?」とのお問合せをいただきました。
いろいろ調べたところ、光が見えましたので、調査結果を
ご報告いたします。
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患者がお子さんの場合、方針転換して「小児慢性特定疾病」に
対する医療費助成制度を利用したほうが早く目的を達成できる、と
思われます。
1.ますは
のホームページを開いてください。
2.原発性リンパ浮腫が小児慢性特定疾病の対象疾病で
あることがわかります。
原発性リンパ浮腫の説明はコチラ、
対象疾病のリストはコチラ 疾患群<16>脈管系疾患
3.小児慢性特定疾病に対しては医療費助成制度があります。
この制度を利用すれば、自己負担額がかなり低額に抑えられます。
4.医療費助成の申請手続きの流れも上記サイトに載っています。
申請のためには、指定の医療機関を受診し、指定医に意見書を
書いてもらう必要があります。かかりつけの先生とは違う
先生に診ていただく必要があるかもしれません。
5.申請についてのご相談や指定医療機関の情報などは、
各自治体が窓口を設けています。上記情報センターのページから
各自治体の窓口のページに飛ぶことができます。(コチラ)
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「小児の方の弾性着衣は、サイズ的にオーダーメイドとなり高額なので、
二次性リンパ浮腫の制度を借りて(?)療養費の7割還付を受けるよりは、
小児慢性特定疾患で定められた上限額を負担するほうが、親御さんの
経済的メリットは大きいと思われる」
というのが、医療者のご意見でした。
なお、自治体の窓口の方も詳しくないケースがありうるので、時には
情報センターのご相談も利用しつつ、粘り強く交渉してみて
ください。
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