憲法記念日の今日、憧れの女性ベアテ・シロタ・ゴードン
(1923-2012)さんの事を思い出しました。
ロシア系ユダヤ人の両親のもとウィーンで生まれ
6~16歳を日本で過ごし、アメリカの大学へ進学
その経歴から6ヶ国語(日・独・英・露・仏・ラテン)
に堪能だったため、GHQの調査官として、日本国憲法の草案
作成に従事しました。
少女時代、日本で女性の地位の低さを繰返し見聞きしていた彼女は、憲法による
男女平等の保証に心をくだき、法のもとの平等の実現に多大な貢献をしています。
突然ベアテさんの事を書いたのは、がん医療・支援に
おける差別の存在を痛感させられたからです。
さすがに条文上は平等ですが、両立支援など国の支援策が
女性がん患者には使い勝手が悪かったり、パンプスの強制
など(足の痺れ・浮腫を持つ患者には大問題)「社会の
実情としての差別」が存在します。ドラッグ・ラグも
婦人科がんは大きくなりがちです。
しかも、その事を国がんや厚労省がしっかり認識している
様子がありません。(例/がんと仕事の両立支援)
ベアテさん、この現状をどう思われるでしょうか?"Don't be silent!" と
叱咤激励するのかな?もともと「わきまえない女」ですが、これからも繰返し
女性患者のQOL向上を訴えようと思います。
因みに、上の写真はベアテさんのお父様レオ・シロタさんと弟子の藤田晴子さん
藤田さんもピアニストであるとともに憲法学者としても活躍されました。
(藤田さんのWikipediaより拝借)
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