国による表示・測定法の違い
では、同じmmHg(もしくはhPa/ kPa) ならば比較可能か
というとそうではないのです。国によってクラス分類や測定方法も
違うのです。
これも大谷投手の球速で考えてみましょう。
2/1 日 160km (スピードガンで初速を計測)
2/2 日 162km (故障のため、ストップウォッチで計測)
2/3 日 158km (別の機械でベース到達までの速度を計測)
この場合「2/02日の球速が一番早かった」とは誰も言わないでしょう。
でも、弾性ストッキング/着圧ソックスの性能比較では、情報不足も
あり、基準がばらばらの“適切とはいえない”比較が行われているのです。
左の表は「弾性ストッキングコンダクター」(へるす
出版/岩井 武尚監修 孟 真/佐久田 斉編集)
という本から引用したものです。
試験(測定)方法やクラス分類が、国によりマチマチ
であることがおわかりいただけるでしょう。
さらに、フランスのクラス3はドイツのクラス2に相当
するそうです。(チュアンヌ/ソルブ㈱さん)
こういう状況ですから、ただ箱書きを見て、クラス2だとか、32mmHgだとか言っても意味がない
ことになります。店側の丁寧な説明(何基準の製品か?フランス製でもドイツ規格の場合あり!)
に加えて、ご試着で感触を確かめることが重要になってくる理由がここにあります。
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