9月13日さいたま市での「がん征圧全国大会」に出席
そこで笠井信輔氏の講演を聴いてきた。
聴講して、笠井氏の「伝える力」に感銘を受けた。
私は、患者仲間の行動を見たり、ご相談をうけて
いろいろ考えるところがあったが、なかなか他人に
伝わるようにうまく言語化できないでいた。
しかし、笠井氏は私がうまく表現しきれなかった
進行がん患者としての思いを、短いことばで明確に
わかりやすく伝えていた。
その一つが「昭和」と「令和」の対比
昭和初期の親から生まれ、昭和中期~後期に生まれ育った
世代に植え付けられた、がんに対するイメージや価値観は
「古いんですよ。令和の治療じゃない」と!
がんは、すぐに死ぬ(昭和)病気ではなく、生きられる(治ると言わないのがミソ)病気になり、
治療は、がんを叩いて生物学上少しでも長生き(昭和)するのでなく、生活の質を維持・改善を究極目標
とする時代だということを、誰にもわかりやすくお話なさった。
もっとも・・・昭和一桁生まれの父親の価値観に反発して常にその反対をいく行動をとってきた私は
笠井氏のいう「令和の患者」の思考・行動パターンでした(笑)。私、実は若いのよ!!
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